2020.12.23 典礼委員長 遠田 治正
クリスマスくらい,
「オルガン演奏はできないのか?」
「答唱詩編・アレルヤ唱の歌唱はできないのか?」
という問合せがありますが,次のような諸事情により行いません。
◎6月のミサ再開後の,聖歌・オルガン演奏に関係する教区の指示の項目は,次の通りです。
・・ミサや集会などで、聖歌を「全員で一緒に歌う」ことを控える。
オルガン独奏や、距離をあけての独唱、互いの距離を保てる場合は聖歌隊などによる歌唱は可能。
・・高齢者は、できる限り自宅でお祈りする。ただし、教会での年齢制限は行わない。
・・ミサは,時間短縮に配慮する。
◎一方で,6月のミサ再開後の町田教会の方針は次の通りです。
・・主日・祝日に複数回行うミサは,すべて同じ形式・進め方とする。
(第二ミサだけオルガン演奏,答唱詩編歌唱を行う,というような形はとらない。)
・・会衆は聖歌を歌わない。 ・・司祭も歌わない。
・・オルガン演奏はしない。
・・ミサ終了後には座席の消毒作業を行う。
◎今回の年末年始の特殊事情
・・ミサの回数を増やす。
↑この結果,ミサ間の間隔が1時間しかなくなった。
・・夜半のミサと日中のミサの,どれか1回だけに与ることとする。
・・会衆を聖堂内に収容しきれず,1階ホールも使用。
↑この結果,ミサ前後の会衆の入場退出を速やかに行う必要がある。
特に1階の会衆の退出は,屋内の階段を使用するために時間がかかる。
↑外階段には照明がないために暗く,道路側出入口は車の通行量が多いので,退出経路としては危険。
・・ミサ開始前は,整理券回収,献金収集,「聖書と典礼」の配布などを行う必要がある。
↑会衆は一斉入場・一斉着席するわけではないので,会衆へのアナウンスは頻繁になる。
◇オルガン演奏(ソロ)を行う場合の問題点
・・夜半4回,日中2回の計6回のミサで,すべて演奏を行う必要があり,6人のオルガニストの確保が必要。
・・ミサ前後とミサ中の演奏のタイミングは4回考えられる。
① 開祭前 ②奉納後 ③聖体拝領時 ④閉祭後
① と④は,祭日の雰囲気作り上は重要となるが,開催前と閉祭後は,案内のためのアナウンスが頻繁に入り,そのたびごとに演奏の中断が発生するので,演奏はない方が良い。
②は,奉納はなく,祭壇の準備の時間だけなので演奏時間はあまりなく,適さない。
③は演奏可能。(ただし演奏開始終了などの合図要員の配置は困難。)
◎結論として,普段のミサでは行っていない演奏を,教会の方針から外れて③のためだけに行うのは避けたほうが良い。
◇答唱詩編・アレルヤ唱の歌唱を行う場合の問題点
・・普段の主日のミサでは,司祭も歌っていない。
・・夜半4回,日中2回の計6回のミサで,すべて歌唱する必要があり,6人の歌唱者とオルガニストの確保が必要。
・・歌唱を行うと,ミサが長引く。
・・会衆は歌えないために,答唱詩編の応唱ができない。
◎結論として,司祭が歌わないのに,奉仕者が歌うという形は,時間キープのためにも避けたほうが良い。
ご参考までに, 今後の聖歌歌唱・オルガン演奏についての見通しは次の通りです。
◇オルガン独奏であれば,現在でも可能です。
すべてのミサで同じレベルで演奏するという条件が守られ,オルガニストの方々の同意が得られれば,典礼委員会での承認を受けて,上記の①~④のタイミングでの演奏ができるように計らいたいと思います。
◇聖歌歌唱,オルガン伴奏について
聖歌歌唱については,現在のステージ3では教会内で会衆が全員で歌うことが認められていません。
答唱詩編ソロについては,ソリストによる歌唱は可能ですが,会衆の応唱ができないために,現時点では困難です
(アレルヤ唱については「アレルヤ」もソリストが歌えば可能です。)
現在はステージ3であり,この間は聖歌奉仕グループとしては,集まっての練習はできないために,コロナの感染拡大が収まるまでは,健康に留意しながら待つことに致しましょう。